アルゼンチンの教育制度
アルゼンチンの義務教育期間は6歳から17~18歳とされているが、州によって教育制度が異なる場合もある。教育は就学前教育から始まるが、義務教育には当たらない(実は、4~5歳から義務教育に当たることもある)。6歳から12~13歳までは小学校であり、この6年間は初等教育である。それから、12~13歳から17~18歳までは中学である。中学・高校は一貫教育で中等学校(スペイン語でSecundario) と呼ばれ、普通校であれば6年間、技術校(1)なら7年間で、中等教育である。この12~13年間が義務教育である。高等教育は大学と大学院である。大学は4~7年間で、大学院は2~3年間である。また、一般的に、学年は2月の下旬から始まり、7月の中旬に2週間の冬休みで、12月の初旬で終わって、夏休みは12月の中旬から学年が始まるまでになる。
アルゼンチンでは、公立学校の学費は無料で、私立学校の学費は有料だが、政府の支援がある場合も多くある。
小学校と中学校は義務教育なので教える科目、内容が法律で決まっている。小学校で主に教えらる科目は国語(スペイン語)、数学(どの学年でも数学と呼ばれている)、社会学、科学、歴史、英語(学校によっては第2と第3の外国言語もあり得る)、体育、音楽と芸術を勉強する。中学校では科目はほぼ同じだが、科学が生物学、化学、物理学の三つに分かれ、芸術が美術となり、音楽か美術の一つしか受けられなくなる。また、中学3年生になると、哲学と心理学が加え、文科系と理科系の専攻に分かれる。文科系は、国語が文学となり、社会学、歴史と地理を強調し、化学、物理学と生物学の科目を受けなくなる。理科系では、地理と歴史の科目が受けなくなり、化学、物理学、生物学と数学を強調する。
アルゼンチンの教育にはたくさんの問題があるが、アルゼンチン全体的に最も重要な問題は、インフラ、暴力やいじめ問題、そして、近年に大学からの卒業生が減っていることと、教育のレベルが下がっていることである。
1技術校では最初から専門分野をあらかじめ絞った上で入学する。
授業時間は全日制であり、学習内容も専門性も極めてレベルの高いものとなっている。技術学校を卒業した生徒は技術者という肩書を持つため、すぐに仕事に就くことができる。
実は、私は前に話したガリレオ・ガリレイも技術学校である(残念ながら、中学2年生の時に、色々な事情で転校することになった)。
トマスさん、こんにちは。マリです。
返信削除アルゼンチンでは、2月になると新学年が始まるとは面白いです。中学3生の科目の中には、哲学と心理学があるとは、勉強してみたいものから、少しうらやましいなと思います。アルゼンチンでも、暴力やいじめる問題は大変ですね。アルゼンチンの学校では、暴力やいじめる事件があったら、どうなるですか。いじめられている学生は先生に頼ることができるでしょうか。
じゃ、また来週。
マリさん、コメントありがとうございました。
削除そうですね、学校でのいじめ問題や暴力なら先生や親に頼るのが一番だと私も思いますが、先生に頼ることで問題が悪化したところもよく見てきました。とても過激になる場合も見ました(残念ながら、アルゼンチンの学校では(特にブエノスアイレスでは)「病院送り事件」が珍しいことではありません。まぁ、最近ではネットいじめの方が多いです)。ですから、それを怯えて、先生に頼らない人の方が多いと思います(これらは私の経験から言えることですが、これらも、場合によって、先生によって、学校によって、人々によって変わるのでしょう)。
こんにちは、トマスさん
返信削除南半球だと夏と冬が逆だといつも忘れるから、二月に一学期が始まると読んで、一瞬驚きました!
大学に入るためには、どの高校行っても大丈夫ですか?
異論的に良いシステムと見えるが、どうもトマスさんが書いたものによると実際にはそうでもない。教育の質が悪くて、社会問題のせいで教育のレベルが減っていくことは大変なことですね、政府はどのような解決策を立てていますか?
りゅういちさん、コメントありがとうございました。
削除そうですね、真逆です。私もたまに忘れてしまいます(まぁ、誰にでもよくあることだと思います)。
一応、大学に入るためにどの学校に行っても大丈夫ですが、それをもっと簡単にする学校があることは否定しません(自分の努力に係る問題ですから、学校によって決まることではありません)。アルゼンチンでは、高校ではなく中学です。中学は六年間か七年間です。Se dice Secundaria y Secundario.
政府が色々な方法でBullyingを止めようとしていますが、上手く行っていないことだけは言えます(逆に、増えています)。
例えば、2013年に政府はこの法律を作りました:
Bullyingに遭う生徒のために、いじめを通報するための無料電話線を作りました。これに加え、カウンセリングを受けなければならなくなりました(いじめを受けた生徒/生徒達といじめをした生徒/生徒達)
それに、Bullyingをした原因で退学になった場合に、学校から、退学された生徒に新しい学校を見つけることは、学校の義務になりました(このせいで、問題児だらけの学校も増えました)。
この法律は、特にブエノスアイレスで、長い間の話題になりました。最初は上手く行きましたが、少しの間が経ったらまた酷くなりました。色々な例がありましたが、この法律は私の学生時代に現れた法律ですから、この例を選びました。
こんにちは、トマスさん!ヤンです。
返信削除アルゼンチンの教育制度について詳しく説明してくれてありがとうございます。
ブルガリアも大体同じ技術校のシステムをしていますが、肩書というよりもう一つのディプロマをもらって、技術大学へ進学する時は受験せずに入れる有料がある。
トマスさんは技術校の方を卒業すればよかったのですか?
ヤンさん、コメントありがとうございました。
削除そうですね、もちろん技術校から卒業すれば、そのまま働くか大学へ進学するのかその2つの選択肢があります。
私としてはどの学校で卒業したって同じようなことでしたと思います。何故なら大学へ進学するには、どの学校でもいいです。それに、文部科学省に応募しましたから、結局どの学校でも良かったのです。実は、技術校に入った理由は家からまっすぐにあったからです(笑)